アーユルヴェーダの起源は5000年前ともそれ以上とも言われています。
アーユルヴェーダの「アーユル」とは生命・寿命という意味で、「ヴェーダ」とは知識・科学という意味になります。つまりアーユルヴェーダとは「生命の科学」「寿命の科学」という意味になります。
紀元前6世紀に活躍したブッダもアーユルヴェーダを病気の治療や悟りを開くための養生法を説いたとされています。
現在のインドではさまざまなアーユルヴェーダが存在し、医療として推奨されています。
アーユルヴェーダは病気の予防や治療だけではなく健康的な生き方、心、身体、魂のあらゆる面に影響を与える非常に価値のあるものだという認識が深まっています。
私たちの身体や心の動きの基礎には3種類のエネルギーが存在しているといわれています。
トリはトリオの3を意味し、ドーシャとは身体の基礎となるエネルギー、心の基礎となるエネルギーはグナと呼ばれております。
この3つのドーシャとは「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」と呼ばれております。
3つのドーシャは私たちの心と身体を動かしている原動力です。
またトリグナとは心の基礎となるエネルギーで、「サットヴァ」「ラジャス」「タマス」になります。
「サットヴァ」はヴァータ、ピッタ、カパのバランスが良い状態
「ラジャス」は活動性=激性で怒りが強い状態、ヴァータとピッタが増えている状態
「タマス」は惰性=停滞・怠惰・鈍い状態、カパが増えている状態
不健康な身体の状態はこの3つのドーシャがアンバランスになることによって引き起こされます。
メンタルの不調はトリグナのサットヴァを除く2つラジャス、タマスのアンバランスによ
って引き起こされます。
アーユルヴェーダとは「浄化」
不要なものを外に出し
サットヴァ=3つのドーシャのバランスを良くすることが心身ともに健康になることだと思います。
ヴァータ・・・風と空の元素で構成されています。軽い・冷たい・乾燥・動きなどの性質があり、感覚や神経、呼吸などの働きをもっています。
ピッタ・・・火と水の元素で構成されています。熱さ・鋭さ・流れ・変換の性質があり、代謝や消化、吸収などの働きをもっています。
カパ・・・水と地の元素で構成されています。重い・遅い・冷たい・緩いなどの性質があり、結合や同化作用などの働きをもっています。
この3つのドーシャはひとそれぞれバランスが異なり、なおかつ日々の食生活やストレス・環境などによりドーシャは増えたり減ったりします。
自身のドーシャのバランスや動きを知り、生活をすることは心身ともに健康で丈夫な身体作りをしていける手助けになります。